記憶
+++ライトトーキングマシン / ep. 43
「名前が出てこくなったねーw」
「歳のせいだね!」
なんて会話が増えてきた。
これは実際に歳をとっていくと当たり前の事らしい。
「何だっけ!あれあれ!」
って言っているうちはまだ大丈夫で、
忘れている事を忘れているとなると少し...
何かで聞いた話。
物忘れを予防するにはどうしたらいいか。
それについては忘れた。
山を初めて歩いたのはいつか?
それは不思議と覚えていて、3歳の頃。
父の大学時代、登山部とワンゲル部の友人がいて若い頃から山に行ってたらしい。
時が経ってそれぞれに子供が出来、家族も含めて大人数での登山へと変化。
私の初めての山は母のお腹の中にいた頃。
それは流石に覚えていないw
そんな私の山遊びのルーツは父にあるわけなのです。
今日はそんな感じの話。
3歳の頃に登ったのは長崎の普賢岳。約33年前。
最初の噴火のほんの2週間前。
当時のビデオは我が家の宝物的存在と言っても過言ではない⭐︎
普賢池でお絵描きしたりご飯食べたり。
チビの私も一丁前に大きな鍋でうどんの汁をすすっているw
この数日後噴火する山とは到底思えない平和な映像。
私は母に手を引かれ時々アメ玉につられながらしっかりと自分の足で登ったらしい。
写真も数枚残っているが平成新山の姿はもちろんまだ無い。
その中に、父の友人が私を抱えて山頂標識の上に立たせてくれている写真が一枚。
いつもよりはるかに目線が高いそこから見た景色が多分私の1番古い記憶なのだ。
さすがにそれより小さい頃の記憶は無いw
はっきりでは無いけれど、赤や黄色が綺麗な森を上から見下ろしている映像が頭に残っている。
紅葉の時期だったのもあり正しい記憶なはず。
数日前の夜ご飯も思い出せないのに不思議なもんだw
3歳の頃の記憶があるなんて自分でも疑うくらい。
まだ経験の少ない当時の私とってあそこからの景色は衝撃的だったに違いない。
小さい頃からそんな経験をさせてくれた両親にとても感謝している。
先日その両親が佐賀へ遊びに来た。
こちらも山遊びの友人を誘いみんなでワイワイと♪
話題はすぐに山へ。
父と大学時代からの友人(3人のじい = 3爺[スリージィ])との登山は数年前から再開し活動もそこそこ。
5月には大崩山へ登るらしい⭐︎
宮崎の大崩山と言えば断崖絶壁スリル満点、危険も満点な山。
私達も大好きな山のひとつである。
そんなところからの景色は九州の他と比べてもひと味違う。
少なくとも私はそう感じている。
30代の頃に一度登ったらしいが、その時の感覚で登られるのが1番恐ろしい。
とは言え元気なうちに是非もう一度登って欲しい...
そんな心配事が瞬間的に頭をよぎるも、すかさずライトさんがフォロー。
危険なポイントに装備の事、ロープワークのレクチャーまで。
父も真剣に話を聞いている。
母は横で動画撮影w(忘れちゃうからねw)
そうして自分の道具を父に貸してくれた。
おぉ、なんとも嬉しい光景⭐︎
小さい頃は両親に山へ連れて行ってもらい、今もそれぞれ山に行っている。
時が経って今になり父と夫も山で繋がった。
山の楽しさを教えたくれた父が夫からまた山について教わっている姿がなんだか不思議な気持ちw
時には私を背負って山を歩いていた人もすっかり歳をとったんだなとさみしい気持ちも、ちょこっと。
だけどそんな2人の姿にいつか3人で山を歩ける日がくるのかな...なんて思いを馳せてみたり...♪
今年も2ヶ月目突入!
鬼を追っ払って1年健康に過ごしましょう。
それでは皆さん良い週末を。良い山行を。
2024/02/03 sat.
+++ライトソーイングマシン / オオツカ ミオ